海外離乳食から学ぼう。ライスシリアルの作り方とアレンジレシピ

10倍粥の作り方を予習中ですか?10倍粥より栄養満点、簡単に作れて、持ち運びもでき、衛生的なお粥があると聞いたら驚きますか?

目次

ライスシリアルとの出会い

皆さんライスシリアルってご存知でしょうか?
オーストラリアで第一子を出産した私はちょうど第一子の離乳食が始まる際にライスシリアルに出会ってしまいました。オーストラリアの小児科医にFirst Food(最初に食べさせるべき離乳食)としておすすめされたのです。小児科医曰くライスシリアルはお米をパウダー状にしたもので鉄分が添加されているので鉄分不足になる心配がある6ヶ月から食べさせる必要があるというじゃないですか。普通のお粥では鉄分は取れないからライスシリアルにしてくださいとまで言われたのです。当初は私が日本人だからお米のシリアルを勧められたのかと思ったのですがスーパー、薬局に行ってびっくり!なんと離乳食コーナーに色々なメーカーから発売されたライスシリアルが陳列されているのです。ライスシリアルだけでなくオートミールシリアル、バナナやベリーのフレーバーの付いたものまで種類豊富に置いてありました。

オーストラリアの離乳食事情

オーストラリアの離乳食ガイドブッグ

早速ライスシリアルのパッケージを手に取り作り方を読んだところとても簡単に作れると知りました。これは日本式で離乳食を作るよりオーストラリア式で作る方が楽そうだなぁと感じた私は現地で開催されている離乳食教室なるものに参加したのでした。そしてそこには日本とは別の離乳食の世界が広がっていました。

  • 6ヶ月頃までは母乳(もしくは粉ミルク)で育てること。
  • 6ヶ月頃以降も母乳(もしくは粉ミルク)は継続すること。少しの白湯は飲ませてOK。
  • 最初に食べさせるもの:鉄分添加のライスシリアル、調理したひき肉、魚、豆腐、豆、野菜、卵、そしてフルーツ、パン、パスタ、全脂肪チーズやヨーグルト
  • 鉄分豊富な食材が含まれていればどのような順番でどのぐらい食べさせるかは赤ちゃんを見ながら決めてOK。
  • 12ヶ月までは普通の牛乳は飲ませない。離乳食調理に少し使うのはOK。
  • 12 ヶ月以降もママと赤ちゃんが希望するまで母乳育児を続ける。
  • 12ヶ月以降は全脂肪牛乳は飲ませてOK(フォローアップミルクは不要)

離乳食初期、中期、後期の区別がない

参加して一番驚いたのが日本のような離乳食初期、中期、後期という分け方がないこと。日本では細かく初期、中期、後期それぞれに食べて良い食材がリストになっていますよね。しかも離乳食本によって食べて良い食材がちょっとずつ違って真面目なママほど大混乱していませんか。例えばアボカド。私の手元にある日本の離乳食本では脂肪分が高いから離乳食後期じゃないと食べさせないようにと書かれていました。オーストラリアではどうかというともう初期からアボカドマッシュを食べさせているママさんが結構いましたね。特に食べさせるべき順番に決まりがあるとは言われていないので普段の食事から赤ちゃんが食べられそうな食材を少しずつ試して行くというイメージでした。日本だとタンパク質は大豆製品→魚→肉と徐々に慣らしていき肉に到達するには1ヶ月以上かかるかと思いますがオーストラリアでは特に順番はないのでライスシリアルに慣れたらすぐにひき肉も食べさせてOKと言われ衝撃でした。

食べる量は赤ちゃんが決める

食べる量に関しても特に決まりはありませんでした。日本と同じなのはスプーン1杯から徐々に増やしていくということ。ただ最終的にお粥は何グラム、野菜は何グラム、タンパク質は何グラム。といった目安については全く言われませんでした。唯一言われたことは赤ちゃんが食べる量を決めるので欲しがるだけあげなさい。以上。とすごくシンプル。

オーストラリアの離乳食からの学びで伝えたいこと

オーストラリアでの離乳食経験を通して是非とも日本のママにも海外の離乳食事情を知ってもらいあまり根詰めずに大らかに食材を試していっていただきたいと思っています。もちろん新しい食材は一日一品目少しずつ午前中には基本ルールとしてあります。しかし食材を食べさせる順番や量はあくまでも目安であってルールではない。それよりも鉄分不足にならないようにする方が大切。そして私の離乳食作りを楽にしてくれたライスシリアルも上手く活用して欲しいと思います。日本と海外離乳食のいいとこ取りができたらといつも考えています。

日本語で海外の離乳食(補完食)の考え方が読める本です。海外の考え方も取り入れたいけど英語で文章を読むのが大変という方はこちらの本が大変参考になりと思います。

ライスシリアルの成分


色々なメーカーからライスシリアルは発売されていますが日本ではGerber社のものが比較的入手しやすいです。Gerber社は1927年創業の老舗のベビーフードメーカーです。実はアメリカ生まれの私も30年以上前にGerber社のベビーフードを食べて育ちました。それだけ知名度も歴史もある会社ですね。

他のメーカーのものでも良いのですがちょうど我が家でも使っているのでGerber社のものを見て成分を見ていきたいと思います。
1食:15g
カロリー:60kcal
鉄分:6.75mg (1日の60%)
亜鉛:1mg(1日の30%)
ライスシリアル15gを1日2回食べさせるだけで1日に必要な鉄分を摂ることができ亜鉛は60%摂ることができます。主食でこれだけの鉄分と亜鉛を摂取できるのはかなりありがたいですよね。

ライスシリアル基本の作り方

我が家の基本のライスシリアルの作り方です。
1. ボウルにライスシリアルを入れます(1食分は15g)
2. 粉ミルク(50ml)を入れて混ぜ合わせます。
これで完成です!ね?簡単すぎるでしょう?

ライスシリアル15gで60kcalそして私が使用している粉ミルクが50mlで34kcalなので
合計94kcal

離乳食後期に必要なカロリーは1日300kcalと言われていますので
1食主食だけで100kcal近くがしっかり摂取できてしまいます。

5倍粥は0.63kcal(0.01g)なので同じ100kcalを取ろうとすると158gも食べなければいけません。
赤ちゃんには難しい量ですよね。

我が家の鉄板ライスシリアルアレンジレシピ3選

我が家でよく作っているライスシリアルアレンジレシピをご紹介します。
パウダー状のライスシリアルは究極的には何にでも混ぜやすいのでアレンジは無限大です。

おやつにぴったりライスシリアルバナナヨーグルト
<作り方>
1.バナナ半分の皮をむきボウルに入れてサランラップをしてレンジでチン。(500wで30秒)
2.サランラップの上からバナナを潰す
3.ライスシリアル(5g)とヨーグルト(15g)お好みできな粉を入れて混ぜる。

いつものお粥(五分粥〜十倍粥)にライスシリアルをプラス
<作り方>
普段あげるお粥にライスシリアルを追加するだけ。

離乳食中期〜後期になってくると少し歯ごたえのあるものが食べたくなるのか我が子はライスシリアルだけだとあまり食べなくなりました。そこで普通のお粥にライスシリアルを追加するようにしました。これで日本式のお粥でも鉄分補給もバッチリ!お米のつぶつぶ感がほしかったみたいです。緩めに作りすぎたお粥もライスシリアルで緩さを加減的できますよ。

ライスシリアルかぼちゃおやき
<作り方>
ライスシリアルとかぼちゃペーストを混ぜる。
お湯を加え手でまとまるぐらいの硬さにして手づかみしやすいサイズに平たくする。
油を少し引いたフライパンで焼く。

離乳食後期になってくると自分で食べたい意欲が出てきます。そんな時にもライスシリアルは大活躍。
おやきにすることで手づかみ食べにも使えますよ!

ライスシリアルってどこで買えるの?

ライスシリアルの唯一のデメリットが日本のスーパーに置いていないということ。ネットで購入するしか入手方法がないことです。その時々で価格は変動するので都度確認していただきたいのですがi herbが比較的常時安く入手できると思います。
Amazonや楽天でも購入できますよ!



是非これからの離乳食作りにお役立てくださいね。

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この記事を書いた人

2歳男の子と4歳女の子の育児に奮闘中の30代ママです。
楽しく子育てができる情報を発信していきます。

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